脂肪肝の方は魚油やレシチンを摂取しても大丈夫ですか？

脂肪肝の患者は一般的に魚油とレシチンを摂取することができ、これらは病気の緩和に一定の補助効果がありますが、魚油とレシチンは医薬品ではないため、脂肪肝の治療薬として使用することはできません。

脂肪肝は主に患者の体内の油分が増加し、それが肝臓に蓄積することで起こります。魚油には不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、脂肪を分解して病気の改善を促進します。レシチンにはリン酸、脂肪酸、コリンなどの成分が含まれています。脂肪の乳化・分解、抗酸化、血行促進などの働きがあり、脂肪肝の緩和に役立ちます。

魚油とレシチンは健康補助食品であり、医薬品のような治療効果はありません。脂肪肝を発症した場合は、医師の処方に従ってアトルバスタチンカルシウム錠、ロスバスタチンカルシウム錠、フェノフィブラート錠などの脂質低下薬で治療することができます。トランスアミナーゼ値の上昇がみられる場合は、医師の処方に従って、ビシクロル錠、複合グリチルリチン錠、注射用グルタチオンなどの薬剤で治療できます。