結核が家族に感染する可能性はありますか？

肺結核は主に、体から排出される飛沫や痰によって感染します。したがって、痰の中に結核菌が存在する患者だけが感染性があることになります。感染力の強さは、患者が排出する結核菌の量、空間内の結核菌の密度、室内の換気状況、接触の近さや時間、個人自身の免疫力などによって決まります。したがって、肺結核が家族に感染するかどうかは、まず患者の痰の中に結核菌が見つかるかどうかによって決まります。

しかし、この方法はあまり感度が高くなく、痰の検査で結核菌が見つからないからといって、患者が伝染性がないということを完全に確認することはできません。医師が活動性肺結核と診断した場合、感染経路を遮断するために患者と接触する際には厳格な予防措置を講じることが推奨されます。

条件が許せば、患者は換気の良い部屋で一人で休息し、毎日窓を開けて部屋の換気をする必要があります。患者の日常必需品は別々に使用し、頻繁に消毒する必要があります。自宅の共用エリアにいるときは、患者とその家族はマスクを着用し、2メートル以上の距離を保つように努める必要があります。咳やくしゃみをする必要がある場合は、ティッシュで口と鼻を覆ってください。口や鼻に触れたティッシュは、勝手に捨てないでください。後で焼却するために別々に保管してください。呼吸器からの分泌物に手が触れた場合は、すぐに石鹸または手指消毒剤で手を洗う必要があります。呼吸器からの分泌物で汚染された衣類は、すぐに洗濯し、日光に当てて乾燥させる必要があります。

第二に、影響を受けやすいグループを保護する必要があります。高齢者や子ども、慢性疾患などで免疫力が低下している人が家庭にいる場合は、感染リスクを減らすために、患者と二人きりにならないようにすることが大切です。