手元の医療機器について安全性のお知らせを見かけたとき、似た商品名だけで対象かどうかを決めるのは難しいものです。PMDAは2024年度以降の医療機器等の回収情報を調べられる入口を公開しています。ここでは個別の回収記録を転載せず、公式ページで確認する項目と、問い合わせへつなぐ手順を整理します。
検索の前に、手元の機器の情報をそろえる
まず、機器本体、外箱、購入記録、取扱説明書などから、メーカー、販売名、型番、製造番号やロット番号を確認できる状態にします。どの番号か分からないときは、無理に分解したりラベルをはがしたりせず、説明書の問い合わせ窓口で表示位置を確認しましょう。
インターネット上の写真と外観が似ているだけでは、同じ型番とは限りません。家族の機器が複数ある場合は、一台ごとに記録を分けておくと取り違えを防ぎやすくなります。個人情報を含む保証書などを、公開のSNSへそのまま載せて確認を求める必要はありません。
概要を開いて、対象と連絡先を確認する
PMDAの案内では、回収一覧の販売名から概要へ進むことができます。情報は回収する製造販売業者等が作成したもので、詳しい内容の問い合わせ先も各概要に記載されると説明されています。検索結果の短い見出しだけでなく、概要を開いて確認することが大切です。
そこで対象となる製品と番号の範囲、回収の理由、案内された対応、連絡先を確認します。番号の一部だけが一致して判断できない場合は、手元の表示を正確に伝えてメーカー等へ照会してください。説明を読み切れないまま、市販品や別の機器に自己流で置き換えることは避けましょう。
回収クラスと、医療機器の区分を混同しない
同ページにある回収クラスは、各回収での健康への危険性の程度に応じた分類として説明されています。購入時に目にする医療機器の区分や、製品の性能を比べる順位として使うものではありません。数字の大小から「自分の機器は必ず安全」と推測しないようにします。
重要なのは、個別のお知らせに示された対象と対応を確認することです。同じ製品名が見つかっても、製造番号やロットの条件が異なる場合があります。逆に、手元の状況が読み取れないからといって、検索で完全一致しないことだけを理由に問題がないと結論づけることもできません。
更新と問い合わせを、記録に残す
PMDAは、製造販売業者等から回収終了の報告があった際には、その旨を掲載すると案内しています。検索結果は時点によって変わり得るので、確認した日、見たページのURL、問い合わせで伝えた番号、案内された次の対応を自分のメモにまとめておくと、後から経緯を確かめやすくなります。
治療や日常の医療に使っている機器については、勝手な中断や変更をせず、お知らせの指示を確かめたうえで、必要に応じて主治医や使用を支援する医療者へ連絡してください。身体に異常を感じる場合は、検索やメールの返答を待つだけにせず、医療機関へ相談することを優先します。EJIANへの連絡は記事の誤記確認用で、個別機器の安全判定窓口ではありません。
確認した公式資料
資料確認日:2026年10月28日。本文中の公表日・変更日と、本記事の公開日は異なります。参照先の差し替えや追補も確認してください。

