結核の検査では皮膚テストとCTのどちらがより正確ですか?

結核皮膚テストも CT も結核を確定することはできませんが、結核の診断の参考としてのみ使用できます。結核の診断におけるゴールドスタンダードは、痰の中に結核菌を見つけることです。

結核皮膚テストはツベルクリン反応とも呼ばれ、陽性の結果は通常、結核感染を示します。しかし、わが国ではBCG接種率が非常に高いため、ツベルクリン反応陽性となり、結核に感染しているかどうか診断できない人が多くいます。免疫機能が低下している人や新たに結核に感染した患者の場合、ツベルクリン反応が陰性でも結核感染を否定できないことがあります。

肺結核の症状は多様であるため、肺 CT による肺結核の診断には一定の限界があります。肺結核は肺CTでは確定診断できませんが、肺結核の診断に一定の参考資料を提供することはできます。

肺結核に感染しているかどうかを正確に診断したい場合は、痰の塗抹標本検査を行って結核菌の有無を調べることができます。痰の塗抹標本に結核菌が見つかった場合、肺結核と診断されます。患者が痰を吐かない場合は、気管支鏡検査を行って肺胞洗浄液から結核菌の有無を調べることができ、精度が高まります。